ダラスの暑い日

試験③

2009年05月24日

実習試験の評価基準では、単に知識を問われるだけでなく
「安全性」や「ドクターらしさ(Confidence of Doctor)」という項目がある
「安全性」は言うまでもなく、自分が動物に傷つけられないようにすること
プログラムの一番初めにDr.Gが、強調していたっけ
「カイロプラクターは患者に殺されないけど、アニマルカイロプラクターは
患者に殺されることがあって、わたしの知る限り3人殺されている。。。。」
獣医師なら、良く知っていることだけど、学生の大半はヒトのカイロプラクターだから
とても、重要なことである

驚くのは、「ドクターらしさ」が評価される、ということだ
もちろん、臨床家として患者さんに第一印象で信用してもらうことは最重要!!!
日本の獣医大学では、知識だけが要求されたので、どう評価されるのか、とても心配。。。。
点数は、4人の試験官の平均が5点満点中4点!!!!
丸暗記した文章を棒読みしただけの説明で、合格点が取れるなんて!!!
きっと、実習試験だから採点が甘いんだろう、と思ってた
でも、カイロプラクティックのシニアの学生が、憤慨して
「私なんか、点数も付けてもらえなかった!」
と、評価表を見せてくれたが、「ドクターらしさ」の項目が空欄だった
獣医歴○年(?)の成果だろうか、知識の合格点より嬉しかった

試験の翌朝、ホテルのレストランに朝食を食べに行った
すると、Dr.Kがコーヒーを飲んでいたので、挨拶をする
「ヨーコ、昨日のテストなんだけど。。。。」
来た!!!Dr.Kは合格点ぎりぎりだったんだよなぁ~
「4問中2問が、獣医師の中で一番の点数だったよ!」と、ハイタッチしてくれた
そして、空港まで一緒に行き、別れ際に
「いいかい、とにかく動物に触って練習しなさい。また6月に会おう」
と、励ましてくれた

こうして、クラスメートやインストラクターのドクターたちに支えられ
初めての試験に合格することができました
アメリカ人の懐の深さに感謝です!!!

成田空港から乗った京成電車の車窓から、満開の桜が見えた
帰る頃には、散っていると思っていたので、感激!
今年の桜は格別美しく見え、ずっと心に残ることでしょう

帰宅して、スーツケースを置くと、モナミへ様子を見に行く
誰かが植木に水をあげてくれている!!!
きっと、徹くんのお父さんだ!!!
またまた、支えてくれている方々に感謝!!!       (つづく)