ダラスの暑い日

カイロに篤い人

2009年06月23日

カイロプラクティックでは、哲学がとても重要である、と言われている
なので、毎回哲学の講義ある
哲学なんて、大学の一般教養以来だ
大学時代も、ちんぷんかんぷんで、過去問を先輩から貰って
ただひたすら、山をかけて暗記して単位を取ったんだっけ。。。。

カイロプラクターのDr.Bが哲学の先生だ
哲学者ではなく、臨床家によるカイロプラクティックの哲学の講義なので
一般的な哲学よりは、具体的で解りやすそうだ
ユーチューブの面白ビデオを見せてくれたり、休み時間にはロックを流してくれる
とにかく、堅苦しくないように、という配慮はよく伝わってくる
残念ながら、面白ビデオの大半は意味が分からず、置いてきぼり感覚。。。。

人間にとって、哲学が必要なことは、言うまでもない事で
哲学は、選択肢の一つではない(これは、試験に出た)
「哲学を持ちなさい」なんて、今まで言われたこともなかった
そのためか、クラスメート達はカイロプラクティック・ドクターであることに
誇りを持っているように見える

オクラホマから来ている、ロジャーの左右のふくらはぎにタトゥーが入っている
左側には、カイロプラクティックのシンボルである天使と、おそらく卒業年月日
右側には、ヒトの脊柱を持った死神みたいな骸骨。。。。
こういうものを褒める形容詞が思いつかない!
彼の、「一生カイロプラクティック・ドクターとして生きていく決意!」
みたいなものがひしひしと感じられる
着ているTシャツにも、恐竜の骸骨が書かれているし。。。。
これが、彼の「美学(哲学の5大要素の一つ)」なのだろう

スヌーピーのTシャツを着て、ディズニーのリュックを持っていたら
Dr.Bに「ディズニーのバッグに、スヌーピーは合わない」と、注意を受けた!
アメリカでは、このような組み合わせは、とてもいけてないようだ
やはり、ディズニーならディズニーに徹するべきなのか
これは「美学」に反する行為なのだろう
よし!次回はミッキーのTシャツにしよう

とは言え、英語が得意でない者に、何か話しかけるきっかけを探していたんだろう
「No!」と言いながらも、すごく優しい目をしていた。。。。
イージーライダーよろしく、スポーツバイクで去って行くDr.Bに思いっきり手を振った
                               (つづく)