ダラスの暑い日

オワリマシタカ?

2009年10月03日

実技試験は、9:00スタート
早朝から、あたりには霧が立ち込めている
半そででは、肌寒く感じる
みんなとスタート時間が違うので、大学の農場まで一人で行かなければならない
でも、ほとんど一本道なので、迷わず到着

試験の公平性を保つため、自分の名前やロゴに入った衣服は禁止
受験票にも、受験番号と写真だけで、名前は書かれていない
面接官に自己紹介する時も、受験番号のみで名前を言ってはいけない
安全のため、アクセサリー、腕時計などはすべて外す
写真付きの身分証明書と、ミネラルウォーターのペットボトルだけ持って会場へ入る

受験者全員が、会場のクラブハウスに入ると、入口に鍵がかけられた。。。。
ずいぶんと、厳しいんだなぁ
試験についての説明を受け、会場内に誘導される
ここからは、試験終了まで、私語厳禁!!!

犬のステーションが3つ、馬のステーションが3つの計6つのステーションを回る
犬のセットアップからスタートだ
馬のレポート・オブ・ファインディングは女性の試験官
たどたどしい英語を、一語一語頷きながら聞いてくれた

馬のセットアップに、前肢を持ち上げて行うものがあった
でも、なかなか馬が足を持ち上げさせてくれない。。。。
制限時間まで、まだ間があったので、馬の頭を撫でながら
「お願い、良い子だから足を持ち上げさせて」と、日本語でお願いしてみた

すると、今度は足を上げてくれたので、セットアップに持ち込もうとしたら
試験官が「もういいよ、よくできたね」と、言った
「????まだ、時間いっぱいじゃないのになぜ?セットアップしてないのに」
なんか、ちょっと変な感じ。。。。

最後のステーションは、犬のレポート・オブ・ファインディング
またまた、暗記してきた文章をたどたどしくしゃべる
そして「May adjust your dog?」という最後の決め台詞を言ったら、試験官のドクターが
「オワリマシタカ?」と、なんと日本語で質問したのだ!!!

えっー!!もしかして、英語がうまくしゃべれない日本人が受験しているって
試験官全員が知ってたの????
あまりの驚きで、言葉を失ってしまった             (つづく)