ミルキーの日記

野良猫パワー

2009年05月06日

今日で、いよいよGWも終わりだね
残念ながら、モナミのある練馬は雨模様

先生は来週またダラスに行くから、休診になるんだ
だから、GWはいつもどおり診療しているのさ
昨日のこどもの日には、お庭に倒れていたって、クン太ちゃんのママが三毛猫を連れてきた

たぶん、飼い主さんのいないネコちゃん
何があったのか分からないけど、診察台の上で、ぴくりともしない。。。。
体温は34.2℃まで下がっているし、瞳孔は開いてしまっていて
検眼鏡のライトに反応しないんだ
ヒトだったら、ご家族の方全員を呼ぶ状態。。。。

可哀そうに、おっぱいが膨れてる
子猫がいるんだ!!!
今頃、子猫たちはお母さんネコの帰りをおなかをすかせて待っているんだろうなぁ
でも、子猫ちゃんがどこにいるのか分からないから、どうしてあげることもできない。。。。

血圧が下がっていて、糸のように細くなった静脈に、先生は点滴の針を刺し
暖かいところで、点滴開始!
あとは、ミケちゃんの生命力に賭けるしかない

そして、夜が明けた。。。。
なんとビックリ!!!ミケちゃんウソのように元気になってる!!!!
先生は「恐るべし、野良猫パワー」って言ってる
野良猫には、時として想像を超えたパワーが発揮されるときがあるんだってさ

このような、野良猫パワーというか自然治癒力のことを
カイロプラクティックの哲学では、“Innate Intelligence”って言って、最も重要なんだ
先生は、学生の時外科の教授に言われたことを、思い出したって。。。。
「動物の病気を治してあげた、なんて思いあがりもはなはだしい。
我々は、ただ動物が自分で治るのを、ちょっと手助けするにすぎない。
だから、(不適切な手術や、治療で)動物が治ろうとするのを、邪魔してはいけない」

恩師の言葉を、噛みしめながら、ミケちゃんのケージを掃除しようとしたら、大暴れ!!!!
先生の今の悩みは、もっぱら「どうしたら、怪我せずケージを掃除できるか?」だって
ミケちゃんが元気になったのは嬉しいけど、獣医はツライヨ。。。。