カイロへの道
骨標本作成 前編
2008年10月06日
なんとか無事に本校の承認が下り、正式に講義をすることが決まりました
90分を1コマとして、3コマを12回行います
1回に270分=4時間30分か~
これだけしゃべるには、十分準備しなければなりません
いくら資料を頂けるといっても、解剖学が専門ではないのでちょっと心配。。。。
解剖は本でいくら読んでも、実物を見ることが一番!
要するに、百聞は一見しかず、です
講義が始まるまでにあまり時間がありません
市販されている動物の骨格標本は受注生産なので、間に合わないのです
それなら、自分で作ろう!
パソコンを使って、分厚い資料を作成するような頭脳労働でなく
頭より体を使う作業の方が得意!
幸い近所に精肉の問屋さんがあるので、豚の骨が手に入りそう
善は急げと、さっそく豚の骨を頼みに行きました
「豚の半身で良いんだね。よく接骨医の学校からも頼まれるよ」
と、問屋のご主人
今や、獣医大学でも実験動物の取り扱いは厳しく
以前ほど動物を自由に使った実験、実習ができないご時世です
ましてや、人体解剖実習は医学部生だけで、他の医療従事者は見学のみです
この際、頼れるのは経済動物の豚ちゃんです
落とさなければならなかった命ならば、すべてを無駄なく役立てるべし
もうすぐやって来る豚ちゃんの半身は、未来のカイロプラクターのために
十分役立つことでしょう
日差しが柔らかくなり、春ももうそこまで来ている気配が感じられる日でした
(つづく)