カイロへの道

授業風景

2008年10月13日

この大学には出席簿がありません
学生は、講義や実習に出席することが奨励されていますが、義務ではないそうです
ただし、中間試験、期末試験、抜き打ちテストなどで合格点を取らなければなりません
すべて、自己責任ということです
学生さんの出席率はとても高く、本当に熱心です

出席率は、試験の得点と正の相関関係にあるのは前職時代に証明済みです
でも、あまり出席を強要すると、ただ教室にいるだけの学生が増えてしまいます
一定期間自宅と学校の空間移動をしただけで、卒業証書を渡すのは疑問です!
一生懸命勉強した人と、まったく努力をしない人が同じ評価とは。。。。

社会に出ると、理不尽なことや不公平なことがたくさんあります
いくら努力しても報われないことや、反対に遊んでいても何とかなったり。。。。
なので、せめて学生時代は努力を正当に評価したい、というのが願いです

講義は、今どきなのでパソコンを使ってパワーポイントで作成した資料を使います
写真や、成書、インターネットからダウンロードしたものなどを取り込めば
簡単に資料が作成できます
便利な世の中ですが。。。。

アナログ世代なので、すべてパワーポイントで講義を行うのに抵抗があります
とくにカイロプラクターとして、臨床に携わる人を育てるのですから
問診や、カルテ作成などが出来なくてはなりません
解剖用語が書けないと、カルテは全部ひらがなで書くことになってしまいます

解剖用語は、板書して学生さんにはノートを取らせることにしました
「こんなに、字を書いたことはない!」
と、学生さんはブーブー言ってましたが、こちらも大変だったんだよ!
講義を終えて帰る頃には、右手は上がらなくなってたんだから。。。。

熱心に講義を受ける学生さんと接するうちに
だんだん教えることが楽しくなってきました
次の講義はゴールデン・ウィーク明けだなあ  (つづく)