カイロへの道
授業風景
この大学には出席簿がありません
学生は、講義や実習に出席することが奨励されていますが、義務ではないそうです
ただし、中間試験、期末試験、抜き打ちテストなどで合格点を取らなければなりません
すべて、自己責任ということです
学生さんの出席率はとても高く、本当に熱心です
出席率は、試験の得点と正の相関関係にあるのは前職時代に証明済みです
でも、あまり出席を強要すると、ただ教室にいるだけの学生が増えてしまいます
一定期間自宅と学校の空間移動をしただけで、卒業証書を渡すのは疑問です!
一生懸命勉強した人と、まったく努力をしない人が同じ評価とは。。。。
社会に出ると、理不尽なことや不公平なことがたくさんあります
いくら努力しても報われないことや、反対に遊んでいても何とかなったり。。。。
なので、せめて学生時代は努力を正当に評価したい、というのが願いです
講義は、今どきなのでパソコンを使ってパワーポイントで作成した資料を使います
写真や、成書、インターネットからダウンロードしたものなどを取り込めば
簡単に資料が作成できます
便利な世の中ですが。。。。
アナログ世代なので、すべてパワーポイントで講義を行うのに抵抗があります
とくにカイロプラクターとして、臨床に携わる人を育てるのですから
問診や、カルテ作成などが出来なくてはなりません
解剖用語が書けないと、カルテは全部ひらがなで書くことになってしまいます
解剖用語は、板書して学生さんにはノートを取らせることにしました
「こんなに、字を書いたことはない!」
と、学生さんはブーブー言ってましたが、こちらも大変だったんだよ!
講義を終えて帰る頃には、右手は上がらなくなってたんだから。。。。
熱心に講義を受ける学生さんと接するうちに
だんだん教えることが楽しくなってきました
次の講義はゴールデン・ウィーク明けだなあ (つづく)