カイロへの道

UCデービス

2008年10月23日

体の変化に、驚きと喜びを感じ、カイロに興味が湧いてきました
他人の姿勢や歩き方などが気になってしょうがなくなります
そのうち、犬や猫についても今まで気にしていなかったことが、気になってきます

飼い主さんが、特に症状を訴えてなくても、首や背中の筋肉が凝っているワンちゃん
お座りの時、腰をかばってゆっくり座るワンちゃん
膝を伸ばしたまま、ロボットみたいに歩くワンちゃん
背中を丸めて歩くワンちゃん・・・・
いずれも、病気という程ではないけど、きっと不快に思っているのだろうなあ。。。。

トリミングや、ホテルの子たちに、マッサージを試みました
犬のマッサージは、犬のリハビリテーションを勉強した時に習いました
当時、日本では犬のリハビリテーションを行っているところはなかったので
カリフォルニア大学デービス校の獣医リハビリセンターに勉強に行きました

そこでは、理学療法士のJさんがヒトへの方法を動物に応用しています
リハビリは手術直後、気管チューブを抜管したら行うべきで、まずマッサージから
と、マッサージを教えてもらいました
「手が一番の道具よ」
と、Jさんは何度も言われました

ヒトで使用するエラスティックバンドは、全身毛で被われている犬では
毛が引っ張られるので痛がって使えません
低周波で筋肉を刺激することも、ピリピリした痛みがあるので、犬は不快がります

リハビリを行う上で、犬をリラックスさせることが重要なことも教わりました
病棟では“Bite(咬む)”というレッテルを張られていた犬が
リハビリセンターでは、口輪も外されおとなしくしています
また、犬が嫌がることを無理強いすることもありません

リラックスできる場所
怖がらせない治療

これは、モナミを開業するときに最も大事にしたことです(つづく)